米国の大学教授がいう「競争的な利他主義」。
気前の良さや自己を犠牲にして他者に恩恵を与える利他的な行為は、
影響力をふるいやすくなるゆえ、人は、公的な場面で誰よりも太っ腹で
あることを競って誇示しようとするというような説。
お金とモノを欲しがり、同時に、自分の評判も気にするというような
心理状態を解くカギでもあるということか。
又、米国の哲学者は、現代は慈善活動の黄金時代であるという。
世界長者番付1位でもあるマイクロソフトのビルゲイツ氏や
投資家のウォーレンバフェット氏の史上最高額の寄付についても
両氏が誠実ではないと言っているのではないがと断った上で、
ロックフェラー財団やカーネギー財団は、独占禁止法違反に
問われた際に多額の募金を行ったとし、両氏のケースも似たもの
で、人に見られているがゆえの募金ではないだろうかと。
いい人ぶる 性善説 そんな言葉がある。
しかし、その言葉がぶっ飛んでしまうほどに、人生は重い。