そして、その道(タオ)を歩く「人}づくり、工場(ファクトリー)たらん
それが、私たちタオファクトリーの理念です。
南島詩人、演出家の平田大一氏は、さらにも、提言す。
教育で地域を、文化で産業をおこす、社会起業家を目指す。
舞台をつくるのではなく、人をつくる。活動の原点は、「責任感」と
「使命感」によるものです。
笛をふき、唄をうたい太鼓をたたく平田氏は、19年2月9日
ここ沖縄コンベンションセンターの演劇棟で、現代版組踊
「大航海レキオス」の開幕ベルを、午前のうちに鳴らす。
小中高生の演者に、ぐいぐいと引っ張られて、そのストーリーに
ひきこまれていく。演者たちは、技能をうわまわる表現力をそなえ、
エネルギッシュな動きやパワーに圧倒される。
終盤、舞台右うしろのバンド(生演奏すごい)の面々と、
もつれるように平田氏が唄い踊る。
子ども達を 「みまもる」 「みつめる」ことで、挨拶もできなかった
子ども達が、目を見張る成長をとげ、達成感で感動体験になだれ込む。
終わると、指笛と拍手とスタンディングオベーションをあびる子ども達の
ひとりひとりの目が真っ赤ながら、泣くまいとした笑顔に、
私は、心がふるえました。
最前列におられた中同協赤石会長も、途中から身を乗り出して
鑑賞され、舞台の上も下も渾然一体となり、感動につつまれました。
素晴らしい時空を頂き、ほんとうにありがとうございました。
感謝申し上げます。