お彼岸は 春分の日を中日とする7日間を申します。
平成27年は 3月18日(水)の彼岸入りから
3月24日(火)の彼岸明けでございます。
春分には太陽が真東から昇り真西へ沈むので
沈む太陽を礼拝し
西方の遥かかなたにあるとされた彼岸をおもい
極楽浄土を祈ったとされています。
(N) 「檜垣」を観るとおっしゃってましたが、もうご覧になられたんですね。
(A) Kさん、念願でしたお能拝見してきました。
ご存じでしょうが「関寺小町」「姨捨」「檜垣」三老女ものの秘曲で
あまり演能されないときいています。
「年ふれば、わが黒髪も白河の、みつはぐむまで老いにけるかな」 後撰集。
夢とうつつの境をさまよいながら、郷愁を感じた能楽堂のなかで
しきりに晩年の世阿弥のことを想った。
二人の後継者をつづけて失いながら、自身も佐渡へ流されたということを。
(A) 供養のことも親鸞さんはこんなふうに、おっしゃっているのでしょうか。
「父母(ぶも)の孝養(きょうよう)のためとて
一返(いっぺん)にても念仏もうしたること
いまだそうらわず。
そのゆえは、一切の有情は
みなもって世世生生(せせしょうじょう)の父母(ぶも)なり」 『歎異抄』
(N) 親鸞さんのお言葉、すごく現代にマッチしていますね。
(A) 少し、話はそれますが、先日傾聴させていただいたこともあり
昨日の新聞記事を、くい入るように読みました。
厚労省によると親などを離れて、「社会的養護」の対象になっている子どもは、約3万6千人。
この子どもさんたちが、大人になったとき、先祖供養ということを、どのようにとらえるか。
Kさん、又、お話し合いしましょう。